・バンドに誘われたけど、ドラム経験が一切ない!どうすればいいの?
・趣味でドラムを初めてみたいけど、まずは何を揃えればいいんだろう!
・ドラムかっこいいけどアパートだと練習できなさそうだしなぁ。
・バンドを組むわけじゃないけど趣味で気軽にドラムを始めるのってアリ?
楽器の中でも難しいイメージのあるドラム、実は音楽経験が一切ない初心者でも気軽にスタート出来る楽器なんです。
今回はドラムを触った事もないような全くの初心者の方や、興味があるけどなかなか重い腰が上がらない方の為に、ドラムを始める為に必要な3ステップを分かりやすく紹介します。
練習だってどこですればいいの?お家であんな音だしたら怒られちゃう!
練習すれば確実に上達できるしかなり楽しいおすすめの楽器だよ!
今回はドラムをスタートするために必要な3ステップを分かりやすく解説していくよ!
その前にまずはドラムの魅力について見てみよう♪
目次
ドラムの魅力とは
1.初心者でも簡単に演奏出来る
両手両足を駆使して演奏するドラムを叩いているとよくこう言われます。
「そんなに手足をバラバラに動かして難しくないの?」
こういった考えからドラムの演奏を敬遠する人が多いのは事実。
しかし答えはNOなのです。
手足をバラバラに動かしているのではなく、それぞれ連動したリズムを刻んでいるだけなので慣れれば簡単です。
具体的に演奏の際のプロセスを見てみましょう。
①まずは右脚でバスドラム(中央にある一番大きい太鼓)を
【右足】ドン ・ドン ・ドン ・ドン
と一定の間隔を空けてリズムを刻みます。
②右手はハイハット(演奏者からみて一番左にある小さいシンバル)を先程の右脚ドン1回あたりに4回叩きます。
【右足】ドン ・ドン ・ドン ・ドン
【右手】ツツツツ・ツツツツ・ツツツツ・ツツツツ
これだけでもかなりそれっぽい感じになってきました。
③左手はスネア(演奏者の左手前にある太鼓)をツツツツの三回目にあわせて叩きます
※右手のハイハットの方がスネアより左側にあるので両手はクロスします。
【右足】ドン ・ドン ・ドン ・ドン
【右手】ツツツツ・ツツツツ・ツツツツ・ツツツツ
【左手】 タン タン タン タン
はい、これだけで8ビートと呼ばれるリズムの基本形が完成です。とっても簡単でしょう?
このリズムのいろんなパターンを叩けるようにしていくのが、初心者の通る道です。しかし5分もすれば基本形が叩けるようになるので本当に楽しいですよ!
※左足はハイハットを開閉させるためのペダルを踏んでいるだけなので最初のうちは動かしません。のちのち左足でハイハットを開閉させていろんなパターンを習得していきます。
このように一見手足を駆使して難しそうに見えるドラムですが、実際にやってみると思いのほか簡単です。
楽器経験が全く無かったり、リズム感に自信がない、そんな人ほどドラムはオススメの楽器ですよ!
2.音を出すまでに苦労しない
ドラムは太鼓やシンバルが組み合わさった打楽器の集合体です。全て打楽器なので当然叩けば音がなります。
どんなに初心者でも思いっきりシンバルをたたけばバシャーンとすさまじい音がなります。
どんなにリズム感が無くてもバスドラムを思いっきり踏めば、ズドンッと胃袋までに響く重低音が出ます。
実はここが初心者にはうれしいポイントで、ひとまず音を出すのにドラムは技術をあまり必要としないのでストレスなく練習していきやすいのです。
例えばギターだと音を出すまでに練習が必要です。そんな中ドラムは最初からバンバン叩いて練習していけるので本当に楽しいですよ♪
3.初期費用が低い
後程詳しく説明しますが、最低限にドラムの練習に必要な物はスティック(ドラムを叩くために必要な2本で1セットの木製の棒)だけです。
なので1000円前後の初期費用でひとまずドラムを始める事が出来るのです。
エントリーモデルでも5万円近くするようなギターやベースに比べるとかなり安く初期費用を抑えていくことが出来ます。
ドラムを始めようか悩んでいるのであれば、まずはスティックを買って練習してみて、ドラムの魅力にハマっていったら機材を買い足していくスタイルがオススメです。
4.実はかなり目立つ
これはバンドでの演奏でいえることですが、ライブではドラムって実はかなり目立ちます。
ドラムって後ろで叩いているだけで脇役的なイメージを持っている人もいるかもしれませんが、とんでもないです。
小さめのライブハウスなんかでライブをしよう物ならドラムの大迫力の音と、演奏の動きにギャラリーはドラムにくぎ付けです(それは言い過ぎかも)
せっかくバンドやって目立ちたい(モテたい)けどドラムは脇役だしなぁー、なんて思っている人にもドラムは是非おすすめ!想像以上に目立ちますし演奏姿はかっこいいです!
ドラムを始める為の3ステップ
ステップ1:機材を揃える
まずは練習を始める為に必要な道具を揃える必要があります。必要度の高い物から順に紹介していきましょう。
①スティック
必要度:★★★★★(必ず必要)
予算 :1000円前後
ドラムの演奏に欠かせないのがスティックです。
様々な形状がありますが、最初の内はあまりこだわらずにスタンダードな物を選びましょう。
楽器店であれば大抵スティックは取り扱っていますので、店員さんに初めてなのでスタンダードな物を探しているといえば選んでくれますよ♪
材質は一番ベーシックなヒッコリーがおすすめです。
後述する練習環境がいかなる場合でもスティックは必ず必要になります。
②ペダル
必要度:★★★★☆(出来れば最初に揃えておきたい)
予算 :7,000円~30,000円
バスドラムを叩く際に必要なペダルは、練習環境にもよりますがドラムセットについていますので買わなくても練習は可能です。
しかしバスドラムの演奏はペダルの操作感によって大きく左右されます。
練習シーンごとに毎回備え付けのペダルを使うのは初心者の場合苦戦する事もあります。
予算に余裕があればスティックと合わせてマイペダルも購入した方がストレスなく練習でき、上達にも繋がります。
1万円前後のエントリーモデルでも十分快適に使えます。ドラムを長く続けたいと思うのであれば2万円以上する上位モデルも視野にいれましょう。
メーカーで悩んだらオーソドックスなパール製の物がおすすめです。
③スティックケース
必要度:★★★☆☆(あると便利)
予算 :1,000円~5,000円
スティックを入れるケースです。スティックの形状にぴったり合うのでスマートに収納できます。その他の小物なども入れられるのであると便利です。
④チューニングキー
必要度:★★★☆☆(あると便利)
予算 :1,000円未満
太鼓のチューニング(張り具合)を変更したり、ペダルの組み立てなど、ドラムのセッティングに必要なアイテムです。ペダルなどを買うと付属していますし、スタジオで借りることも出来ます。
スティックだけ購入してひとまずドラムを始めようと思っている方は、合わせてチューニングキーも安価ですので買っておくと便利です。
※いろんな機材を買いだすと逆に付属のチューニングキーが余っていきます。
⑤スネアドラム
必要度:★★☆☆☆(最初は無くても問題なし)
予算 :2万円~
ドラムセットの中でも重要な太鼓がスネアドラムです。スネアを変えるだけで印象がガラリと変わってしまうほど重要なアイテムとなります。
その音色は材質などでも大きく変わってくるので、いろんなスネアそ実際に試打してみてお気に入りを見つけてから購入するといいでしょう。
※スタジオなどでもこの音いいな!と思ったらそのスネアをチェックしていきましょう。
ステップ2:練習環境を決める
ドラムを練習するうえで一番重要なのはどこで練習をするのかという点です。
ここでは一般的な練習環境を
【上達度】【コストパフォーマンス】の二点に焦点を当て解説していきます。
①スタジオで練習する
【上達度】★★★★★
【コスパ】★★★☆☆
バンドの練習やリハーサルを行う音楽スタジオを使う最も一般的な練習方法となります。
最大のメリットは実際のドラムセットを叩いて練習出来る点です。やはり実際のドラムを叩くのが最も上達が早い方法と言えます。
また防音対策が施されているので近隣住民の目など気にせず、自分だけの空間で思う存分叩けますよ♪
スタッフに初心者だと伝えれば機材の使い方なども説明してくれるので余計な心配は不要です。
当然毎回費用がかかりますが、スタジオによっては2名未満であれば個人練習という形で数百円/hまで安くする事も出来ます。
②電子ドラムで自宅で練習する
【上達度】★★★★☆
【コスパ】★★★☆☆
電子ドラムの最大の特徴はヘッドホンに音を出力するので周りに音を出さずに練習出来る点です。
よって住宅街などでも電子ドラムを購入すれば、自宅で好きな時に練習が出来ます。
しかし電子ドラムでも物理的にドラムを叩く打撃音や振動は発生します。とくにバスドラムによる床への振動がありますので、マンションやアパートだと近隣の迷惑になる可能性があります。
一般的な戸建てであれば近隣住宅への迷惑はほとんど気にしないでも問題ないと言えるでしょう。
初期費用はかかってしまいますが、スタジオに行く頻度が減るのでコストパフォーマンスも悪くないでしょう。
③椅子を使って練習する
【上達度】★★★☆☆
【コスパ】★★★★★
椅子をドラムに見立てて練習します。背もたれの部分をハイハット、座る部分をスネアに見立てて叩きます。音が小さくなるようにクッションや雑誌を置くと効果的です。
初期費用なしでドラムの基本的な練習が出来、フレーズを覚えたりするには十分な練習が行えます。
日常的には椅子で練習し上達してきたらスタジオで実際にセットを叩いてみると良いでしょう。
ステップ3:実際に練習してみる
練習環境が決まったら実際に練習してみましょう。練習方法も様々な方法が存在しますが、初心者におすすめの物を紹介していきましょう。
①教本を使う
初心者オススメ度:★★★★★
コスパ :★★★★★
入門用の教本もたくさんあるので、まったく叩けない状態でも1から着実に成長する事が出来ます。
DVD付きで視覚的にも解説してくれる教本もあります。
②教室に通う
初心者オススメ度:★★★★★
コスパ :★★☆☆☆
ドラムの教室に通えば講師から直接指導を受けられるので教本を使うより習得が早くなる事も多いです。しかしマンツーマンレッスンともなるとそれなりの費用もかかります。
講師や費用、レッスン内容をしっかり比べてから教室を選ぶようにしましょう。
③バンドスコアを使う
初心者オススメ度:★★★★☆
コスパ :★★★★★
好きなミュージシャンのバンドスコアを買えば、その曲のドラムを練習する事が出来ます。しかし基本的なフレーズが叩けない状態だと1曲覚えるのもなかなか大変。
ですので基本的なフレーズは①の教本で覚え、ある程度習得したらバンドスコアを使うのが良いでしょう。
自分のすきな曲のドラムを叩けたとき、かなり気持ちいいです!!
いかがだったでしょうか?
実際にドラムセットを叩いてみると最初はその迫力の音量にびっくりすると思います、それと同時にかなりのストレス解消になる事にも気づくはず!
その先は好きなミュージシャンの曲をコピーするのもよし、実際にバンドを組んでライブに向けて練習するもよし!